本気と躊躇いの司法試験ブログ

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2児の父の30代サラリーマンが司法試験合格を目指す

未練。まだ、異動が決まってもいないのに、本当に異動したいのか?と。心は移ろう。

面接が漸く決まった。

同僚が、冗談で、稼働前(私の業界では、新しいシステムに切り替わって動き始めることを稼働と呼ぶ)に応募して異動したら、ごめん。みたいな言ってて、ハハハと乾いた笑いで過ごす。

私、応募して、もう面接しようとしてます。

 

散々考えて、ずっと携わってきたプロジェクトだけれど、設計まではやりきったから、もう、いい。もう、疲れたから、中途半端な立場で、最後までやり切ろうっていうことも思えなくなったから、決めた。

かつ、司法試験とか、家族のこと、働き方を考えて、転職でなく、異動にした。

 

それが、いざ面接が決まり、周りで異動について冗談で話している、まさかおれが途中でいなくなるなんてまるで想像していない同僚を前にして、稼働までやりきった方がよかった?なんて思ったりしてる。

 

毎日終電で帰って、週末にも仕事して憂鬱になって、残業規制で上司にヒアリングされて苛立って。

そんな風にどんどん愛想を尽かして。

それでも同僚は良い人で。

彼らにマジで?って思われることを想像して、また、将来あの時途中で投げ出したって自己評価してしまうことを不安に思って、未練を感じてる。

 

面接までに自己と対話して決着つけないと。

今週末も、仕事もあるのだけど。。。

 

どうしてこんなに、人は弱く、移ろうのだろうが。

もっと自己を強く持って生きられたらいいのに。

 

妻にも面接のことまだ言えてない。

なぜ、言えてない?

よくわからない。一緒に乗り越えていきたいのに。心は、ままならない。

 

子どもが小学校入る前には、定住したい。今の土地にずっといるつもりはない。

 

学区とか考えると、いきなりの引越しは難しくて、ある程度居住して、県内の情報を集めてもう一度引っ越す。そのくらいの時間が欲しい。

そう思うと、子どもが今3歳。

2年は欲しいと思うと、遅くとも来年には、異動して、引っ越したい。

来年と思えば、今の仕事やり切ることもできる。

でも、その時に行きたい職場が応募しているとは限らない。

 

色々と要素が複雑になってしまってる。

•子育て(転園)

•子育て(小学校)

•子育て(家族と過ごす時間が欲しい)

•仕事の辛さ(インサイドに行きたい)

•仕事の辛さ(司法試験の勉強時間確保)

•応募部署(専門性がほしい)

•自尊心(やりきったと思って異動したい)

•人間関係(上司が嫌い)

 

けど、過程であれこれ考えるのはいいが、結論はシンプルにしないと、ブレる。ひよる。

 

おれは、なぜ、異動したい?

究極のところ、なぜ?

 

仕事のしんどさ?

家庭?

司法試験?

 

人にどう伝えるかじゃない。

自分が、どう生きたいかだ。

 

。。。。。。。。。(沈黙)

 

家族との時間、だな。

 

司法試験は、自分に合った仕事をしたい、組織での仕事から、プロフェッショナルとしての生き方がしたい。社会正義を綺麗事であっても唱えたい。そういう、強い思いがある。

 

でも、それも、家族との時間を十分に慈しむことができてこそ、だと思ってる。

一時的には家庭を犠牲にせざるを得ない時もあるかもしれない。

でも、自分で選んだことだ。

 

今は、強制的に、組織と顧客の強固な事情に巻き込まれている。だから、辛い。許せない。やるせない。

 

例え内容に誇りを持たなくても、家族との時間、自分の時間があれば、幸せに生きられる。

 

もちろん、こんな、楽になりたい!荷物を降ろしたい!こんな理由が、面接で言えるわけない。

面接用の、でも本当の、想いとロジックを用意することになる。

けど、自分の価値観の芯は持たないと、揺らぐ。

 

あと1年、家族との時間を犠牲にしてまで、今のプロジェクトを、合っているともやりたいとも思えてない今の仕事を、キャリアをきれいにするためにやるべきか?心を擦り減らしてやるべきか?

 

そう思えないから、決めたんだ。

 

一時、罪悪感も感じるだろう。

後ろ指も刺されるだろう。

失う人間関係もあるだろう。

 

それでも、もっと大切な価値があるから。

躊躇わず、進もう。

組織は回る。

残酷なまでに。

だから自分は、自分を大切にしよう。